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環境材料学
生命を育み生態系を守る魔法のコンクリート開発
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灰色のコンクリートで覆われた水辺。今までの護岸工事は、洪水や津波から人々を守る反面、自然の景観や生態系を破壊してきたことも事実です。しかし、護岸工事=自然破壊という図式は、環境材料研究室(玉井 元治教授)が開発したポーラスコンクリートによって一変しました。 ポーラスとは多孔質という意味で、ポーラスコンクリートとは一般に砂を使わず砂利だけをセメントで接着したすき間だらけのコンクリート。表面がでこぼこで連続した穴を持ち水や空気を自由に通す性質が、微生物や小動物の生息、植物の繁殖を可能にしました。ポーラスコンクリートを使った護岸工事はすでに多くの河川で行われており、野草に覆われた緑の川辺が再生。また、栄養を強化したポーラスコンクリートは、藻場の造成にも採用されています。 こうした生物共生型のほか、環境負荷低減型の開発にも着手。水はけのよい道路舗装への利用や、吸音効果や排気ガス吸着効果などの機能を持たせる開発が進められています。環境を守り、創造するこの新しいコンクリートは、市民工学とも言われる土木工学の理想を実現したシンボルといえるのかもしれません。 |
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