|
学長よりメッセージ
近年、教育再生会議や中央教育審議会だけに留まらず、政財界など多くの場で、教育問題が議論されています。そうした論議の中で、大学は容易に誰もが利用できる学びの場であることが求められており、そのような社会的ニーズに対応するため、大学・学部の新設が依然として続いています。しかも、こうした受け皿の拡充以上に、大学教育(学士課程教育)そのものの質的向上が重大な課題として浮上しています。大学か変わること、しかも短期に具体的な成果を生み出すことが求められているのです。 しかし、変化を求められている時こそ、原点を見つめ直すことも必要だと私たちは思います。 大学に対する風が変わってきたとしても、教育の意義が「教え、また教えられることを通して、育っていく」ということ、大学は学び、成長するための場であること、その根底が変わることはありません。教員は講義や研究の中で、学ぶことの喜びと楽しさを学生に伝えていきます。大学での研究や講義と、「学ぶことの喜びを伝えたい」という教員の熱い思いがあって、学生は成長していきます。学問を通じ、教員と学生が、また学生同士が切磋琢磨する「知の共同体」の場であることこそが、大学の原点なのではないでしょうか。 本学は地域に立脚し、理論と実践を重視し、少人数教育によって人材育成をすることを教育理念として掲げています。その理念を堅持しつつ、「知と人間の共同体」としての大学のありようを現代化していくことが、私達の努めだと考えています。このために、教育・研究・社会貢献・地域連携という大学が果たすべき役割を、小さな歩幅ながらもしっかりと果たしていきたいと思います。
|