
高知工科大学 環境理工学群 ※2009年4月工学部を改組予定(構想中)
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現在、藻の一種を使って「食べられるワクチン」を作る技術の開発を進めています。注射で投与する現在のワクチンは製造にコストがかかり、保存や取り扱いにも注意が必要なため、すばらしい繁殖力を持つバイオマス(生物資源)である藻に合成した抗原の遺伝子を組み込んで増やし、乾燥させて錠剤ワクチンを作ろうというわけです。
一方で、スギ花粉症の症状を改善する抗原ペプチドの作成も開発中。アレルギー症状を軽くするために投与するタンパク質を作ることが目標です。まず、花粉症の原因となる花粉タンパク質の中の抗体に異物を反応させる部分(エピトープ)を選び出し、化学的に合成したエピトープDNAをいくつか連結して花粉症抗原遺伝子を作り、それを藻類や細菌類の遺伝子に組み込んで増やそうという計画です。
最終的には、コレラやチフスを予防するための食べられるワクチンの開発をめざしています。安価で簡単に接種できる食べられるワクチンが量産できれば、下痢で死亡する年間200万人もの途上国の子どもたちを救うことができるはずです。 (榎本教授) |