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自立した、批判精神を持った多くの学生を育成
法政大学は1880年に東京法学社として開設されました。この時期は国会開設をめぐる自由民権運動の高揚期に当たっており、「自由と進歩」という建学の精神の礎が築かれました。
この建学の精神が花開いたのは、第二次世界大戦後の野上豊一郎・大内兵衞総長時代です。敗戦のどん底の中で、復員してきた学生の求める自由な雰囲気と漱石門下並びに多くの批判的で自由な教授陣によってこの校風は確固としたものになったと思います。 21世紀を迎えた今、世界も日本も大きな問題を抱えています。冷戦がソ連の崩壊によって終了した後、世界に平和が訪れるという期待に反して、9・11テロによって世界は新たな戦争を迎えてしまっています。地球環境問題も深刻さを増しています。
このような混迷の時代に大学はいかにあるべきかが問われていると思います。本学はこの間積極的に教学改革を推し進め、6学部を増設しました。さらに2008年度、工学部を改組した理工学部、生命科学部、英語授業を行うグローバル教養学部の3学部が新たに加わりました。
これにより、1998年度以前の6学部体制から一挙に15学部体制になりました。このような急激な制度の変更のなか、大学の組織体制の再考、新しい学問体系をいかに作り上げてゆくのか、伝統学部の改革をどうおこなっていくのか、といった課題に真摯に取り組む中で、自立した、批判精神を持った多くの学生を育成することが今後の大学の課題であると考えます。
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 | 増田壽男プロフィール 1941年生まれ。 1964年3月 慶応義塾大学経済学部卒業 1966年3月 慶応義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了 1970年3月 慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学 1970年4月 法政大学経済学部特別助手 1971年4月 法政大学経済学部専任講師 1972年4月 法政大学経済学部助教授 1979年4月 法政大学経済学部教授 1984年4月 イギリス歴史研究所(ロンドン)客員研究員(1986年3月まで) 1993年4月 法政大学経済学部長(1995年3月まで) 2000年4月 法政大学比較経済研究所長(2002年3月まで)
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