トップページに戻る高校を探す > 善きことをした高校生達 
善き事をした高校生達
近くの学校を探してみよう
善きことをした高校生達
誰かのために行動することは、意外と簡単だ
「善きことをした高校生達」では、勇気を出して誰かのために行動した高校生たちのエピソードを紹介している。彼らの活躍を読めば、キミの心にもきっと感動が広がるはずだ。
善きことをした高校生達 一覧へ
2008/02
 鳥取県西部地域活性化貢献に感謝状 市民からも高評価 
(鳥取県 米子南高校 地域振興学講座の生徒のみなさん)
 火災の諏訪栄町商店街に元気を 自分たちの視点で復興策を提案  
(三重県 四日市商業高校 商業科7人の3年生)
 卒業前に地域貢献 地元えびす通りの商店に手作りの幕やのれんを贈る 
(岡山県 倉敷工業高校 繊維科3年生のみなさん)
 地域に根ざしたボランティア活動に高い評価 大臣表彰を授与 
(島根県 江の川高校 インターアクトクラブのみなさん)
 新年の参拝客を気持ちよく迎えようと、琴平町を清掃奉仕 (香川県 琴平高校 生徒会と生徒のみなさん)
鳥取県 米子南高校 地域振興学講座の生徒のみなさん
yoki_kou_image01昨年創立80周年を迎えた鳥取県立米子南高校は、羽を広げた蜂の校章で知られている。蜂の勤勉さ、蜂の友愛さなどを学びの思想とする同校は、1927年の創立以来、「地域に根ざした学校」を基本として、地域の発展や活性化に取り組んできた。
2001年度からは、課題研究の一講座として「地域振興学」を設置。3年生が地域の活性化について学び、地元米子市など鳥取県西部地区の活性化策を企画・提案するだけでなく、自ら実践に努めている。
02年度からは、毎年12月にJR米子駅前のだんだん広場に1500個の灯りをともす「Illuminations in Yonago」を実施。いまや冬の風物詩として、米子市民や観光客に憩いの場を提供している。また、大山の活性化策として、大山寺参道のキャンドルイルミネーションの実施。皆生温泉の活性化策として、高校生ショップ「みつばち屋」の開店や月1回の海岸清掃活動、岡山に出向いて皆生温泉へのカニバスPR活動に参加する他、地域美化活動として、JR東山公園駅の清掃も定期的に行っている。
最近では、皆生海浜公園にカニベンチなどのファンタジーオブジェの設置計画や、同校出身の映画監督岡本喜八を媒体に、米子市の中心市街地商店街活性化に向けた「KIHACHI OKAMOTO プロジェクト」を計画している。
07年度は、9人の3年生が「地域振興学」を受講し、米子市をPRするCM(DVD)づくりや、米子の水を売り出すための市販用ペットボトルのデザイン考案に取り組んでいる。
同校生徒の発案による地道で継続的な取り組みは、地元商店街や旅館組合、行政、学校、市民の協力を得ながら、着実に成果をあげ始めており、多方面から高い評価を得ている。
昨年12月14日には、鳥取県西部総合事務所から「県西部地域の活性化に大きく貢献している」と、感謝状が贈られた。
感謝状の贈呈は、当日の地域振興学の授業の冒頭行われ、県西部総合事務所所長から生徒代表に手渡された。
事務所長は「近い将来地域を支える生徒のみなさんが、地域の人から信頼される人材に成長している姿を見てうれしく思う。こうした取り組みを続けてほしい」と激励。感謝状を受け取った生徒は「自分たちの取り組みが地域の役に立っているのだと実感できた。これを励みに米子を今よりも活気のある街にしたい」と笑顔で話し、「地元の地域活性化への取り組みによって、自分たちで考え、工夫改善し、活発な意見も出てきた」「地域の人々とのコミュニケーションや、チームワークの大切さも学んだ。今後は、この取り組みを、たくさんの生徒がかかわれるようなプロジェクトに工夫していきたい」と意欲を見せていた。
今回の感謝状授与に加えて、同校は、昨年12月、エネルギーや環境問題に関した教育を継続的に行う学校を表彰する日本電気協会主催の「エネルギー教育賞」優秀賞も受賞している。地域活性化やエネルギー、環境問題への取り組みなど、将来的にも役立つ活動を生徒主体で展開している同校の教育が花開いた成果といえるだろう。
下写真1下写真2下写真3
ページの先頭へ
三重県 四日市商業高校 商業科7人の3年生
今年創立112周年を迎え、地元四日市市では「泗商(ししょう)」の愛称で知られる三重県立四日市商業高校。校訓「至誠」のもと、生徒は「知徳体」の調和のとれた人材に成長すべく、日々勉学に勤しんでいる。
今年1月23日には、3年生の必修となっている「課題研究」の発表会があった。その中で注目されたのが、四日市の歴史やあり方、魅力を探る「四日市学」を選択した7人の商業科3年生による「商店街活性化プラン」だ。
これは、昨年9月16日の夜に起きた火事で被災した同市諏訪栄町商店街の復興策を提案したもの。
7人の生徒は、翌17日に商店街を見舞った際、あまりに大きな被害にショックを受け、「自分たちに何かできることはないか」との想いから、高校生の視点で復興策作りに取り組むことにした。
そして、10月から商店街4カ所で通行量を調べると共に、付近の新築マンションなどで、住民にどんな施設、店舗がほしいかなどのアンケートを実施した。
その結果、住民が訪れる商店が少なく、人の流れは近鉄四日市駅方面に向かうばかりで、集客力のあるのはチェーン展開のスーパーぐらいだった。また住民からは若者や子どもが遊べる施設を求める声も多く聞かれた。
そこで7人は、被災者の再生と地域住民らの希望を基に、「こんな店があれば楽しい」をテーマにした復興策を考えた。被災した跡地には、1階に伊勢神宮前の「おかげ横町」をヒントに、「昭和」をイメージした小売店舗ゾーン、2階にスポーツジム、3階は温水プール、4階は多目的小ホール、5階にはレストラン、6階はサウナ・マッサージ、そして7階に銭湯スパという、幅広い年齢層の住民が集える7階建ての複合施設建設を提案した。
2、3年生600人の前で「商店街活性化プラン」を発表した7人は、「火災の報道を聞きお手伝いできればと始めた」「こんな場所があればぜひ行きたい、いろんな世代の人が訪れる明るく元気な商店街になってほしい」「被災された方々の意向を踏まえたものではないが、私たちのこうなればいいな、という想いを盛り込んだ」と話し、「四日市駅周辺のにぎわいを商店街にも呼び込めるよう、行政の後押しも必要だと思う」と市の支援を望んでいた。
今回の提案は昨年末に商店街の振興組合や市都市計画課へ提出しており、振興組合の役員は「斬新なご提案をいただいた。大いに参考にし、みなさんの要望に応えられるよう努めていきたい」と話していた。
なお、「四日市学」を選択した生徒は、これまでにも様々な取り組みを実施している。1学期には、利用者が少ない市内公共施設の問題点を検討。同市霞の四日市港ポートビルへの展望レストラン建設や、近鉄四日市駅前地下にあるくすの木パーキングの照明を明るくすることなどの改善策を、市都市計画課に提案した。市側から意見を求められることもあったといい、同校では、今後も生徒の視点で、市活性化に貢献する取り組みを続けていく考えだ。
ページの先頭へ
岡山県 倉敷工業高校 繊維科3年生のみなさん
「誠実 健康 創造」を校訓とする岡山県立倉敷工業高校。校庭にはニュートンが「万有引力の法則」発見のきっかけとなったリンゴの木の5代目にあたる木が植えられている。「科学学徒のシンボル」であるこのリンゴの木に見守られた同校生徒は、日頃の学習の成果を地域貢献活動に生かしている。
昨年の12月20日には、地元商店街の商店を飾る「のれん」の制作に取り組んできた繊維科の3年生8人が、完成したのれんや日除け幕などを商店主に手渡した。
同校繊維科(2006年度より「ファッション技術科」に改編)では、一昨年から課題研究として、倉敷えびす商店街ののれん作りに取り組んでいる。2007年度も、倉敷商工会議所を通じ紹介された紳士服店、お好み焼き店など4つの店舗から依頼を受け、同年5月から制作に取り組んできた。各店舗のロゴやデザインは、生徒と商店主が直接話し合い、相談しながら決めたもので、藍色や緑色の日よけ幕(縦約1、8メートル、横約1メートル)のほか、セール用のワゴンを覆う幕やのれんなど、あわせて6点の作品が、12月に完成した。
20日の贈呈式には、8人の生徒が各店舗を訪問し、贈呈。早速、倉工生徒のオリジナル作品として店頭にかけ、喜びを分かち合った。
制作に携わった生徒は「3年間、学んだ知識や技術を、地域に役立てることができてうれしい」「卒業を前に地域の人に喜んでもらえて良い思い出になった」と笑顔で話し、贈られた店主は「若い人のセンスはさすが」と讃え、「デザインもすばらしく、観光客にもアピールできる」と喜んでいた。
同校生徒の地域貢献活動は、今年に入っても続いており、1月11日には、美術部部員が介護老人保健施設・倉敷藤戸荘を訪れ、同荘で飼育している羊の毛でつくったマフラー2枚をプレゼントしている。
倉工生のこうした活動は、ものづくりの学びを通して、豊かな創造力、確固とした自主性と実践力を身に付けた、心身共に健康な工業人を育成する同校の教育の成果といえるだろう。
ページの先頭へ
島根県 江の川高校 インターアクトクラブのみなさん
yoki_kou_image012007年に創立100周年を迎えた私立江の川高校。ラグビーやサッカー、硬式野球などのスポーツ強豪校として、全国的に知られる同校だが、吹奏楽部をはじめ文化部の活動でも優れた実績を残している。
昨年の2学期には、インターアクトクラブが、20年以上にわたる地域奉仕活動が認められ、内閣府より平成19年度「善行青少年及び青少年健全育成功労者表彰」で、「善行青少年」の大臣表彰を受けた。
同表彰は、善行を行なった青少年(団体を含む)及び青少年健全育成に貢献し、顕著な功績のあったものを青少年育成を担当する大臣が表彰し、青少年の健全育成に資することが目的。1975年度から実施され、被表彰者・団体は、都道府県等から申請のあった中から、青少年育成担当の大臣が決定する。 「善行青少年」は、継続的に青少年活動、社会福祉活動等公共の生活、または地域社会に貢献する活動を行い、その活動が当該地域などで高く評価され、他の青少年の模範となるものとされ、昨年度は全国で14人、19団体が選ばれ、島根、鳥取両県では、同校インターアクトクラブが唯一の表彰となった。
同クラブは、発足以来「奉仕の心」を持って、学校のそばを流れる江の川河川敷や渡津なかよし地下道の清掃活動、福祉施設への訪問や老人ホームでのボランティア活動、赤い羽根共同募金活動など幅広い分野で地域に根ざした社会奉仕活動を展開。地域住民から高い評価を受けている。
同校にとって、創立以来100年の歴史の中でも大臣表彰は初めてで、昨年12月、上川洋子内閣府特命担当大臣から贈られた表彰状に、宅野幸徳校長は「目立たない活動に光を当てていただいた」と感激の言葉を述べ、校訓の「低い心 温かい心 優しい心 正しい心」を見事に体現した部員たちの活動を称えた。また、表彰状を手にした部員は「施設のイベントで『ありがとう』と言われるのが、うれしい」と語り、「今回の表彰を励みに、今後も地域に貢献する活動を続けていきたい」と力を込めて話していた。
下写真1
ページの先頭へ
香川県 琴平高校 生徒会と生徒のみなさん
yoki_kou_image01四国讃岐の“こんぴらさん”と親しまれ、海の守護神として信仰を集める金刀比羅宮の門前町、香川県琴平町。この風情ある古のまちの県立琴平高校は、特色ある高校づくりの一環として、地域を愛する心の育成をめざし、奉仕活動や展覧会、発表会など生徒を主体にした様々な取り組みを進めている。
同校では以前から剣道部、なぎなた部、水泳部、サッカ−部などの運動部が地域の小中学生に練習を教えたり、吹奏楽部が福祉施設で慰問演奏を行う他、毎月17日に阪神淡路大震災で被災した独居老人に全校挙げて手紙を送る「とらすとK」など、生徒は様々なボランティア活動に自主的に参加している。
昨年12月20日には、県内外から金刀比羅宮などへの初詣でにぎわう新年を迎えるにあたり、観光客が気持ちよく参拝できるようにと、町内の駅や観光地などで一斉清掃を行った。
これは、地域交流活動の中心となっている生徒会が企画・主催したもので、生徒みんなで、いつもお世話になっている地域へ恩返しをしようと、全校生徒に参加を呼びかけた。
これまでは部単位や、生徒がなんらかの形で地域ボランティア活動に参加することはあったが、生徒が揃って実施するのは今回が初めてという。
当日は、修学旅行中の2年生を除く全校生約400人が参加した。
活動に先だって行われた同校での出発式では、生徒会の代表が「観光地・こんぴらさんにある唯一の高校として、いつもお世話になっているこの町をきれいにし、新年の参拝客を気持ちよく迎えよう」と宣誓。生徒らは5班に分かれ、町の協力で貸し出しを受けた清掃用具を手に、担当地域に移動。通学で利用するJR琴平駅(大正時代に建てられた北欧風建築)の他、コトデン琴平駅横にある1860年完成の日本一高い高灯籠や昭和7年に建造された日本建築の町立公会堂など、琴平町を代表する観光地の清掃に汗を流した。
今回の生徒の活動を見守った学校側では、「自分たちを育ててくれている地域への恩返しとして、生徒個々が、地域の中で自分の果たす役割に生き甲斐を感じ、地域を愛する心を持つ大人へと成長してほしい」と話し、こうした活動の積み重ねが、琴平町の活性化につながっていくはず、と、今後の生徒の活動に期待していた。
下写真1下写真2下写真3
ページの先頭へ
あなたのまわりの素晴らしき高校生・善きことをした高校生をご紹介ください。
掲載につきましては、小社にて検討させて頂くことがあります。
メールに氏名(団体名)、都道府県、高等学校名、学年、あなたのお名前、お電話番号、住所、情報源、記事内容をご明記の上、「日本の学校」編集部へお送りください。
この内容についてのお問い合わせ・ご感想ははこちらまで( webadmin@js-corp.co.jp )
ページの先頭へ
このサイトについて
運営会社について
関連サイトのご案内
株式会社JSコーポレーション
専門学校・大学・短大の進学情報の決定版
資料請求できる学校一覧
北海道東北関東・甲信越中部近畿中国・四国九州・沖縄