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善き事をした小学生・中学生達
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善きことをした小学生・中学生達
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 盛岡で、地元山形町の特産品を販売。町のPR活動も (岩手県 山形中学校 21人の2年生)
 牛乳のふた4万枚で壁画作成、再利用の大切さをアピール (長野県 穂高東中学校 生徒会のみなさん)
 途上国の子どもを救おうとキャップ回収 地域も協力 (京都府 西城陽中学校 全生徒のみなさん)
 育てた野菜に交通安全の願いを託し、ドライバーに配布 
(北海道 智恵文(ちえぶん)中学校 全生徒のみなさん)
 地震復興支援にアルミ缶回収 被災地に義援金を贈る (京都府 南陵中学校 生徒会のみなさん)
 省エネ活動から生活環境活動へ 高まる意識 優れた成果 (栃木県 矢板中学校 生徒会並びに全生徒のみなさん)
 初めて取り組んだ読み聞かせ活動 幼児ら大喜び (岩手県 薮川中学校 生徒会のみなさん)
 廃食用油、アルミ缶回収など、身近な「エコ活動」を推進 (北海道 鳥取西小学校 環境委員会のみなさん)
 「自然との共生」をテーマに地下道の壁画制作、表彰を受ける 
(愛知県 柏原中学校 美術部部員と有志生徒のみなさん)
 四川大地震で被災の中学校へ義援金 同校から感謝状 (山梨県田富中学校 生徒会のみなさん)
岩手県 山形中学校 21人の2年生
美しいリアス式海岸で知られる陸中海岸国立公園の北部の観光都市岩手県久慈市。「夢・希望・未来に向かって ひと輝くまち」をスローガンとするこのまちの山間部に位置する山形町に、生徒数56人の小さな中学校、久慈市立山形中学校がある。
日本最大級の白樺林(平庭高原白樺林)など、豊かな自然環境の中で成長する同校の生徒は、地元山形町を愛する生徒でもある。地域との交流やボランティア活動だけでなく、町の活性化をサポートする活動にも熱心に取り組んでいる。
今年の9月20日には、2年生21人が岩手県盛岡市を訪れ、同市肴町のホットラインサカナチョウで、山形町の特産品の販売と町のPR活動を行った。
山形町には、“赤べこ”の愛称で親しまれている短角牛の他、わが国の北限の産地といわれるマツタケやそば、豆富(まめふ)、炭など、多種多彩な特産品、名産品がある。
総合的な学習の時間として取り組んだ今回は、生徒とPTA、教諭らで選んだマツタケやシイタケなどのキノコ類、菓子類、ジューシーでナチュラルな味わいの短角牛やいちご煮の缶詰などを持ち寄り、店頭に並べた。
生徒が出店したホットラインサカナチョウは、盛岡市で唯一全天蓋式アーケードを持つ商店街で、毎日多くの買い物客や観光客が訪れ、活気にあふれている。
生徒は店を開くと、早速大きな声で呼びかけた。子どもたちの笑顔とてきぱきした態度に、多くの人が足を止め、たちまちお店は人だかりができ、あっという間に売り切れた商品が出るなど、大盛況だった。
また、店頭には、久慈市山形町の観光スポットを紹介する生徒手作りのポスターを展示し、地元の魅力をPRした。
買い物客は、生徒の丁寧な商品説明を聞き、商品を購入していた。
今回の2年生の活動について、天然のキノコ類を買ったという女性は、「中学生が地元の特産品をPRするのはとても良いこと。商品の説明も丁寧でわかりやすかった」と話し、「また来てほしい」と大好評だった。
販売を担当した生徒は「私たちの町、山形町の豊かな自然や特産品を、たくさんの人に紹介したかった」と言い、「お客さんから『もっと多くの商品を持ってくればよかったのに』と言われてうれしかった」と笑顔を見せた。そして「これからも町に役立つ活動を学校のみんなと考えていきたい」と話していた。
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長野県 穂高東中学校 生徒会のみなさん
yoki_kou_image01長野県のほぼ中央に位置する安曇野市。雄大な北アルプス連峰がそびえ立ち、中房川、烏川、梓川、高瀬川などが犀川に合流する美しい自然環境を誇る同市に、市立穂高東中学校がある。
彫刻家荻原碌山の作品を紹介する碌山美術館に隣接する同校は、詩人尾崎喜八が書いた「田舎のモーツアルト」の舞台でもある。毎年10月には、「田舎のモーツアルト音楽祭」を開催するなど、安曇野市の文化の発信地としても知られている。
自然環境と文化的環境に恵まれたこの地で成長する同校の生徒は、向学の気風に満ち、加えてチャレンジ精神も豊かである。
9月25日に開催された同校の文化祭では、使用済みの牛乳瓶のふた約4万1000枚を使った壁画作成に挑戦した。
壁画は、縦約4・5メートル、横約11メートルと大きなもので、発泡スチロールの地球を、花、海、魚などが取り巻いた力作で、講堂のステージ上に飾られ、来場者に披露された。
今回の壁画作成は、「環境問題や省資源などが叫ばれる中、再利用の大切さをアピールしよう」と、生徒会が企画したもので、多くの生徒が牛乳のふたの収集や壁画の制作に参加した。
生徒会の役員は「周辺の学校や幼稚園も、ふた集めに協力してくれた。おかげでこれだけの作品に仕上がった。本当に感謝しています」と話し、「もちろん、出来栄えは、すごい!の一言です」と、目を輝かす。今後も自分たちでできる問題提起や文化の発信、地域に貢献する活動に取り組んでいきたいと、意欲を見せていた。
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京都府 西城陽中学校 全生徒のみなさん
京都市と奈良市のほぼ中間、山城盆地の中心に位置する京都府城陽市に、「心豊かにたくましく、主体的に生きる生徒の育成」をめざす市立西城陽中学校がある。同校の生徒は、4年前に学校が京都府教育委員会の「地域ふれあい体験活動」推進校に指定される以前から、地域との交流を積極的に進めてきた。中でも熱心なのは、生徒有志で組織するボランティアグループVACのメンバーだ。
VACは、毎月の挨拶運動、高齢者福祉施設や保育園などへの訪問など、多彩な活動を行っているが、今年7月から取り組みを始めたのが、ペットボトルのキャップ回収運動だ。
きっかけは、今春、“お金を使わない寄付”の方法を探していた際、インターネットで、再資源化することで地球環境に貢献すると共に、その還元で子どもの命が救えるキャップ回収活動を知ったことから。
キャップ800個を再資源化すると20円になり、発展途上国の子どもの命を救うポリオワクチン一人分が確保できるという。
VACは早速生徒会にも協力を求め、ボトルキャップ回収活動を実施することになった。
活動がスタートしたのは、7月4日。ボトルキャップ回収の意義をわかりやすく解説した「VAC新聞」を発行し、全生徒にキャップを学校に持ってきてくれるよう訴えた。そして、7月7日から10日までの毎朝、VACと生徒会のメンバーが校門の前に立ち、手作りの回収箱や横断幕、ポスターなどを掲げて、通学してくる生徒に呼びかけた。
この生徒の自主的活動は、学校をも動かした。「生徒の動きに応えねば」と、保護者や校区内の人々に協力を促すためのチラシを作成し、配布した。チラシには「校区全体として、この取り組みに是非協力いただき、多くのキャップが回収できるようお願いいたします。回収いただいたキャップを本校生徒にお渡し下さい」と書かれている。
思いやりと優しさにあふれた同校生徒の活動は、多くの反響を呼び、校区内はもとより市内全域、さらには宇治市や精華町など市外の住民からの協力も得られるようになった。学校に持参してくる人や生徒を通じて渡されるようになり、中には2000個ものキャップを送ってくれた人もいるという。
学校にキャップを持ち込んだある住民は「生徒を応援したい、という気持ちでいっぱい」と話す。
今回のペットボトルキャップ回収活動を発案したVACのメンバーは「生徒だけでなく、先生や家族、そして多くの人々の協力をいただき、本当にうれしい。感謝しています」と話し、「誰かのために何かがしたいという気持ちで始めた」「人の命を救うのは簡単ではないけれど、がんばって集めて力になりたい」と、真摯なまなざしで語ってくれた。
また同校の教諭は「生徒の自主的な取り組みがうれしい。学校としても、地域の人々と生徒とのつながりが強くなれば、意義がより深くなると考えている。息の長い活動に成長させてほしい」と、生徒の今後の活動に期待していた。
なお、7月7日から始まった回収活動では、8月末までにワクチン26人分にあたる約2万個を集めることができた。還元第1弾として仲介するNPO法人に送られた。
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北海道 智恵文(ちえぶん)中学校 全生徒のみなさん
“星・雪・きらめき 緑の里”北海道名寄市の北部農業地域、智恵文地区に、今年で創立62年の歴史を誇る智恵文中学校がある。
全生徒17人の小規模校だが、同校生徒は、名寄市の観光名所である広大なひまわり畑など、智恵文地域の豊かな自然を生かした体験的活動や学校農園活動に取り組んでいる。
地域に貢献するボランティア活動にも熱心で、これまでにも、JR智恵文駅の貨車を改造した駅舎に、ひまわり畑の絵を描くなどの活動を行っている。
数あるボランティア活動の中で、毎年秋に実施しているのが、「交通安全啓発活動」だ。同校が、生徒の交通安全意識を高め、自他の生命尊重の精神を養うことなどを目的に取り組んでいるもの。
この活動には、大きな特徴がある。それは、生徒が自分たちで育てた野菜をドライバーに配布して、安全運転を呼び掛けることだ。
今年も春から農家や保護者の協力を得ながら、学校農園で育ててきたカボチャとひまわりの種100セット用意。生徒が書いた交通安全を願う手紙も添えた。
9月29日、全生徒がスクールバスで国道40号の恵深橋まで移動。名寄警察署、交通安全協会のサポートを受けながら、啓発活動をスタートした。生徒は、道行くドライバーに「安全運転でお願いします」と声をかけ、カボチャとひまわりのセットを手渡していた。ドライバーも「ありがとう。安全運転を心掛けますね」と笑顔で生徒に応えていた。
自らが進んで学習し、思いやりとやさしい心をもって、最後までがんばる智恵文中学校の生徒たち。今後も地域に役立つボランティア活動を推進すると共に、同校生徒の良き伝統として大きく育てていく考えだ。
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京都府 南陵中学校 生徒会のみなさん
北近畿地域の中心都市福知山市。明智光秀の居城、福知山城の城下町であるこの街の中心街から600mほどの高台に市立南陵中学校がある。
今年、創立62年を迎えた同校の生徒は、思いやり深きボランティア精神に富んだ子どもたちとして、地域の人々から高く評価されている。
同校生徒の多彩なボランティア活動の中で柱となっているのが、生徒会が主催するアルミ缶回収運動だ。その大きな目的は、アルミ缶を販売した収益金を、大災害で被災した地域や人々の復興支援などのために活用すること。これまでにも、能登半島地震やジャワ島地震、大江町水害、9・11テロなどに合わせて行ってきた。ところで、このアルミ缶回収運動の大きな特徴は、生徒会の長年の活動と努力の積み重ねにより、地域にも広く浸透し、多くの市民が協力してくれていることだ。中には、回収時期を問い合わせしてきたり、自主的に学校まで届けてくれる人もいて、その熱心さに、生徒会役員らは「本当にありがたい」と感謝する。
そして、今年度1回目となる回収活動は、中国四川省大地震、岩手・宮城内陸地震の被災地に義援金として贈ることを目的に、6月19日から24日までの4日間(土・日を除く)開催された。
まず生徒会本部が、校内放送を通じて「四川省や岩手・宮城の被災者のためにぜひ協力を」「社会のために役立とう」と、全校生徒に呼びかけた。毎朝生徒が自分のクラスの回収袋に投函したアルミ缶を、13あるクラスの評議員がまとめ役となって個数を調べ、体育委員と共に集積場所の中庭に運んだ。各クラスの回収目標は、“役に立とう”の「892(やくに)」で、全校では1万1596個。毎日の集計結果を職員室前の集計表に書き込み、生徒会本部が昼の放送で伝え、一個でも多く集まるように促した。生徒の中には、日頃から地域の商店などに協力を求め、アルミ缶を貯めている人もいて、4300個近く集めたクラスもあった。加えて、今回も保護者や周辺地域の人々の協力があり、4日間で目標を大きく上回る3万1860個のアルミ缶を回収することができた。
7月3日にリサイクル業者にアルミ缶を引き渡し、約6万円の収益金を得ることができた。活動の中心となった生徒会役員は、「初日は思ったほど集まらなかったが、日ごとに回収ペースが上がってきた」という。生徒一人一人の心にボランティア精神が育まれ、根付いてきたことの証だろう。そして義援金が「中国や岩手、宮城県で困っている人のために少しでも役立てばうれしい。アルミ缶回収に協力してくれた地域の方々にも感謝しています」と話していた。
なお、同校生徒会では、今年第2回目のアルミ缶回収運動を、11月に実施する予定という。
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栃木県 矢板中学校 生徒会並びに全生徒のみなさん
栃木県の中心部からやや北に位置する矢板市。豊かな水田地帯であり、水源の森百選の「高原山水源の森」や森林浴の森百選の「栃木県民の森」など、恵まれた自然環境にある。また、東北本線、東北新幹線、東北自動車道、国道4号が集中する交通の要所の地でもある。
同市は、「市民力」を町おこしに役立ており、県立矢板高校の生徒による「矢高あっぷるカレー」など、徐々に成果を上げ始めている。
そうした中、生徒会を中心にした地道な省エネ活動で、「市民力」を発揮している学校がある。矢板市立矢板中学校だ。
同校では、どの教室も最後に出る生徒が出入口脇のスイッチを押して消灯していく。いまや当たり前になった光景だが、そのきっかけは、財団法人省エネルギーセンターから、2006年度に「省エネ学習推進モデル校」に指定されたことから。
当時の生徒会が、学校だけに任せず「自分たちでできることから始めよう」と、省エネ・節電への取り組みをスタートさせた。
生徒会役員が率先垂範すると共に、教室の電気スイッチの周りに、カラフルな文字やイラストで省エネを訴えるステッカーを貼った。図書委員会は、温暖化や環境問題をテーマにした本をまとめたコーナーを図書室に設置。多くの生徒に関心を持ってもらうようにした。また、放送委員は、給食の時間に「教室を出るときには必ず電気を消しましょう」と節電の他、節水を呼びかける放送を行うなど、身近な活動を徹底して続けてきた。
同校の環境教育に加え、地球温暖化問題や二酸化炭素削減問題などのニュースが、毎日のようにテレビや新聞などで報道されていることもあって、多くの生徒が省エネ活動に関心を持ち、実行するようになった。その成果はめざましく、07年度の電気使用量と電気料金を、04年度に比べ、約2割も削減することに成功。電気代は年間約90万円の節約につながったという。
生徒会も、毎月の電気使用量と電気料金の変化がわかるポスターを職員室前に張るなどの工夫に努めており、このポスターを見た生徒は、「こんなに減っている」と、自分たちの取り組みの成果を肌で感じているようだ。担当の教諭は「始めたころはこんなに減るとは思わなかった」と話し、「生徒会各委員会の地道で確かな活動が、生徒一人一人に浸透し、いまでは消灯はもちろん、待機電力の無駄をなくすために、使っていないコンセントは抜いておくという習慣が身についてきた」と喜ぶ。
そして、この生徒会と全生徒の省エネへの取り組みが評価され、今年6月、経済産業省や環境省などが毎年行う「環境コンテスト」で「資源エネルギー庁長官賞」を受賞した。
生徒会の役員は、とてもうれしい、と言いながらも、悩みもあるという。それは、学校ぐるみで取り組んできた節電活動が、この2年間でほぼ限界に近付いたことだ。しかし、ここで前を向くのが矢板中生だ。
3年目となる今年から、「環境」を「自然環境」だけでなく「自分たちにかかわるすべての生活環境」ととらえ、活動の範囲を広げることにしたのだ。例えば、地域の車いす購入費用としてプルタブの回収活動を始め、07年度は約40キロのプルタブを市社会福祉協議会に寄贈した。他にも、通学時に交通マナーを守るよう呼びかけるポスターを制作するなどの活動を行っている。
こうした矢板中の環境問題に立ち向かう、若さに満ちた「市民力」は、保護者や地域にも広がり始めており、今後いっそうの活躍が期待されている。
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岩手県 薮川中学校 生徒会のみなさん
氷上ワカサギ釣りのメッカである岩洞湖、家族旅行村、明治年間には御料牧場が開かれた牧歌的な地域であり、特産品薮川そばで知られる盛岡市玉山区に、市立薮川中学校がある。豊かに咲く水芭蕉、大空仰ぐ白樺林など美しい自然に恵まれたこの地で成長した同校の生徒は、地区、高齢者とのふれあいを大切にするなど、思いやりのある豊かな心を育んでいる。
今年の8月6日には、生徒会の委員が玉山区の巻堀児童館外山分室で、子どもたちに絵本の読み聞かせ活動を行った。
読み聞かせは今回が初めての試みで、3人の委員が取り組んだ。3人は、事前に「モチモチの木」などの本を選択し、それぞれ役柄を決めて練習を重ねてきた。
当日児童館には地域の幼児や外山小、薮川小児童合わせて9人が集まった。そして、中学生のお兄さん、お姉さんが表情豊かに読み始めると、次第に引き込まれ、夢中になって聞き入っていた。
読み聞かせの後は、児童館の園庭に出て、みんなで「しっぽとりゲーム」を行い、笑顔と歓声の中で交流の時間を楽しんだ。
参加した小学生は、「みんな役になりきった声でよかった。また聞きたい」と満足した様子。読み聞かせボランティアを行った生徒は「初めてだったので緊張したが、練習の成果が出せた思う」「今度は小学校に訪問するなど、活動の幅を拡げていきたい」とさらなる意欲を燃やしていた。
今回の生徒会委員3人の活動は、“薮川を誇り、明るくさわやかに自ら輝く道を歩む生徒”の育成を目標とする同校の教育成果が、着実に根付いていることの証といえるだろう。
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北海道 鳥取西小学校 環境委員会のみなさん
北海道東部の港湾都市釧路市。阿寒湖のマリモや国の特別天然記念物タンチョウの生息地として、また雄大な釧路湿原など、自然環境に恵まれたこの街に、市立鳥取西小学校がある。
同校は、学校周辺の清掃活動やアルミ缶、スチール缶回収(スチール缶リサイクル協会の集団回収支援校)、学校花壇の整備・管理(市や北海道の花壇コンクールで多数受賞)など、エコ活動に熱心な学校として知られている。
その活動の中心となっているのが、児童会の環境委員会で、同委員会では今年の春から、新に家庭から出る使用済み天ぷら油の回収を始めた。これは、廃食用油のバイオディーゼル燃料(BDF)への再利用を推進している「釧路BDF研究会」の活動に、協力しようというもの。
環境委員会の呼び掛けで、多くの児童がペットボトルなどに入れた廃食用油を持参し、釧路BDF研究会が4月に設置した専用回収ボックスに収めている。
研究会による回収は、毎週金曜日で、当初は500ミリリットルのペットボトル20本ぐらいしか集まらなかったそうだ。しかし、環境委員会のメンバーが、朝礼などで「環境を守るために、自分たちができることをしよう」「地球温暖化を防ぐため、ちょっとでも二酸化炭素を減らそう」と、全児童に訴えるなどしたところ、回収に協力する児童が徐々に増えてきた。最近では、保護者も協力するようになり、いまでは50本近く回収できるようになった。
回収日が楽しみという委員会のメンバーは「家族も良くやっていると言ってくれます。エコロジーや環境について色々と話すようになりました」という。また「木の伐採を減らして、逆に緑を増やしてほしい。二酸化炭素も減るはず」「ガソリンの車を使わず、電気の車を使った方が地球に優しいと思う」と真剣な表情で話す。
身近なエコ活動を推進する中で、環境問題に関心を持つようになったという同委員会の児童は、今年6月に開催された釧路市主催の「エコフェア」で、市内の小中学生が環境について語る集いに参加した。そこで、「(環境に優しい取り組みを)ちょっとずつでもいいから始めよう」と主張し、多くの賛同を得たという。同校の高橋優夫校長は「温暖化、二酸化炭素、水質汚染などについて、子どもたちは活動を通して身近な言葉としてとらえるようになった。環境問題への関心の高さ、成長の速さに驚いている」と高く評価し、今後も児童のリーダーとしてがんばって欲しいと、環境委員会のこれからの活躍に期待していた。
なお、釧路BDF研究会が同校など、市内各所に設置した回収ボックスから集めた廃食用油は、市内の業者が精製。この6月からは、釧路支庁釧路保健福祉事務所の公用車が、バイオ燃料として試験走行を始めるなど、実用化に向けて着実に歩み始めている。
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愛知県 柏原中学校 美術部部員と有志生徒のみなさん
平安時代の三跡のひとり小野道風の生誕地と伝えられる愛知県春日井市に、市立柏原中学校がある。同校では開校以来、生徒の通学路でもある国道19号の「瑞穂通3丁目」交差点地下横断歩道の清掃活動を、有志生徒により定期的に実施している。7月3日にも約50人の生徒が清掃に取り組んだが、この地下道には、以前からひとつの大きな問題があった。それは、左右両面の壁が醜い悪戯書きで汚れていることだった。
「何とかしよう」と学校と生徒の間で話し合い、同校の創立30周年の記念事業として、壁画を描くことが決まった。
同月9日には、壁画を描くための壁の下塗りを実施。40名近くの生徒が、横37メートル、縦2・5メートルの壁両側全面を、青のペンキで塗りつぶした。
そしてこの後、夏休みにかけて美術部員が下絵を描いた。絵のテーマは「自然との共生」で、2人の美術部員の案をもとに全部員で制作した。壁の片面は、太陽と青空の下でキリンやリスなどの動物や植物が共存する陸の世界。もう片面は、イルカやマンボウなど、たくさんの魚が泳ぎ回る美しい海の世界を表現している。
夏休みに入った7月25日に、下絵がほぼ出来上がり、同月30日、美術部員と生徒有志約40人が参加し、壁画の下絵に添って色塗りを実施した。色とりどりのペンキを持った生徒は、みな一生懸命に動物や花、魚たちの絵を次々と描き、翌31日に遂に完成した。
薄暗かった地下道が、パッと明るい雰囲気に一変し、生徒らの表情も完成させた喜びと笑顔に満ちていた。
地下道を通る地域の人々や子どもたちからも好評で、8月25日の出校日には、国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所長が同校を訪問。柏原中生徒による長年の清掃活動や今回の壁画制作など、瑞穂通地区の美化・愛護運動への取り組みに対して、感謝状が贈られた。
壁画制作に取り組んだ美術部の生徒は、「テーマは『自然との共生』。みんなの協力で、明るく元気な絵が描けた。地下道を使う人に楽しい気持ちになってもらえればうれしい」と笑顔で話していた。
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山梨県田富中学校 生徒会のみなさん
2008年5月12日に発生した中国・四川大地震では、山梨県中央市の友好都市都江堰(とこうえん)市でも、病院や学校、家屋の倒壊、多数の市民の犠牲など、甚大な被害を受けた。都江堰市の惨状を知った中央市では、5月14日から31日までの間、市民へ義援金の募集を行った。
同市立田富中学校の生徒会も、市に協力し「私たちも、交流のある都江堰中学校の生徒を支援しよう」と募金活動に参加した。
同校は、都江堰中学校と14年前に協定を結び、相互訪問するなど交流を重ねて、互いの理解と友情を深めてきた。そこで今回起きた四川大地震の悲惨な状況をニュースなどで知るや、生徒会が中心となって募金活動を始めることになった。
5月14日から31日まで実施した募金活動では、校内で全生徒や教職員に義援金を募ったほか、最寄りのJR身延線「東花輪」駅前などで街頭募金活動を実施し、乗降客や市民に募金の呼び掛けを行った。市民も「ぜひ協力を」と訴える生徒に「みんな無事だといいねぇ」「頑張ってね」などと声をかけながら、募金に応じていた。その結果、市民や全生徒教職員などからの心暖まる義援金は、59万4452円にもなった。
同校生徒会による義援金は、生徒からの激励の手紙や応援メッセージを寄せ書きした旗と共に、6月24日から26日まで現地を視察訪問した市の職員に託され、都江堰中学校の学校長に手渡された。
そして7月8日、都江堰市を視察訪問した市職員が田富中学校を訪れ、報告会が開かれた。報告会では、市職員が、義援金と手紙、メッセージを寄せ書きした旗を渡す様子や、田富中を昨年訪問した男子生徒との再会の様子がスライドで紹介された。さらに、人口約70万人の都江堰市では、死亡者3089人、行方不明者224人と多くの市民が犠牲になったことや、建物の倒壊が全体の50%を占めたこと、市内15カ所にプレハブの避難所が設置され、約7万2000人が避難所生活を余儀なくされている状況などが紹介され、生徒らは真剣な表情で見入っていた。
都江堰中学校からは、「貴校の惜しみない援助と友情で、我々は困難を克服する自信を強くできます」「震災は我々の故郷を破壊しましたが、我々の心を破壊することはできません」「(義援金と)不屈の勇気で一生懸命復興をめざし、さらにきれいで新しい都江堰中学校を作りあげられることを確信しています」などと記した感謝状が贈られた。
感謝状を受け取った生徒らは、都江堰中学校と都江堰市の一日も早い復興を願っていた。
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